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相次相続控除と土地の個別評価で大幅減額を実現した事例

相談者の状況

相談者

60代女性(千葉市在住)

被相続人

義母(2024年11月12日逝去)

相続人

2名(弟、ご相談者)

相続財産総額

約4億円

相談に至ったきっかけと悩み

「義母が亡くなりました。実は数年前に義母の父が亡くなっており、短期間で2回目の相続です。相続財産の中には区画整理事業中の土地があり、一般的な評価方法では適切に評価できないのではないかと心配しています。また、立て続けの相続で相続税の負担がとても重くなりそうで不安です。相次相続の控除というものがあると聞いたのですが、どの程度軽減できるのでしょうか?」

このようにご相談いただいたのは、千葉市にお住まいの60代女性でした。数次相続への対応と、区画整理に伴う土地の個別評価という2つの複雑な問題を抱えておられました。

相続財産の内容

相続財産は総額約4億円で、主な内訳は以下の通りでした

・自宅不動産被相続人が居住していた土地・建物

・預貯金複数の金融機関の預金

・株式上場株式のポートフォリオ

・投資信託各種投資信託

・保険金生命保険金

特に大きな課題となったのは、区画整理事業中の土地の評価でした。

いわみ会計事務所の提案

相次相続控除の適用

10年以内に立て続けに相続が発生した場合に適用できる相次相続控除について、詳細に検討いたしました。

相次相続控除の効果

・控除額約1億4,700万円の控除が可能

・適用要件前回相続から10年以内、前回相続税を納税済み

・大幅な税負担軽減短期間の連続相続による過重な税負担を軽減

区画整理に伴う土地の個別評価対応

区画整理事業中の土地など個別評価の対象地域に指定されている土地については、通常の路線価評価ではなく、税務署から個別評価の回答を入手して土地の評価を行います。

個別評価の必要性

・区画整理の影響従前地と従後地の評価の違い

・使用収益の制限区画整理期間中の利用制限

・換地処分の見込み将来的な土地の形状・場所の変化

税務署への対応

・個別評価依頼区画整理中の土地について税務署に個別評価を依頼

・必要資料の準備区画整理組合に対して区画整理事業の計画書、仮換地指定通知書等の資料の入手などの調査を実施

・適正評価の実現調査結果に基づき評価額の算定

解決結果

相次相続控除により約1億4,700万円の相続税減額、税務署より土地の個別評価の評価結果を入手し適切な評価を実施

当事務所の提案により、以下を実現いたしました:

・相次相続控除の適用約1億4,700万円の税額控除を獲得

・土地の個別評価税務署から個別評価の回答を入手し、適正な評価額で申告

・大幅な税負担軽減2つの対策により相続税を大幅に軽減

お客様には「数次相続で大きな負担になると思っていましたが、専門的な対応のおかげでこれほど軽減できるとは驚きました」と大変お喜びいただけました。

解決までの期間

10ヶ月で申告完了

相次相続控除の計算、税務署への個別評価依頼とその回答待ち、必要書類の収集等を含め、10ヶ月で申告を完了いたしました。

追加依頼

準確定申告、遺産整理

相続税申告に加えて、被相続人の準確定申告、預貯金等の解約業務業務についてもご依頼いただき、相続手続きをワンストップでサポートいたします。

この事例のポイント

1. 相次相続控除の大きな節税効果

10年以内の相次ぐ相続では、相次相続控除により非常に大きな節税効果が得られます。

2. 区画整理中の土地の評価

区画整理事業中の土地などは、場合によって税務署より個別評価の回答を入手することが必要です。

3. 税務署との適切な交渉

個別評価依頼には専門的な知識と経験が必要です。適切な資料準備と説明が重要です。

4. 複数の節税手法の組み合わせ

相次相続控除と土地の適正評価を組み合わせることで、大きな節税効果を実現できます。

千葉で相続税申告・節税のご相談なら、いわみ会計事務所へ

このように、いわみ会計事務所では相次相続控除や土地の個別評価など、高度な専門知識を要する案件についても適切に対応いたします。

相次相続控除が適用できるケース

・前回の相続から10年以内に次の相続が発生

・前回の相続で相続税を納税済み

区画整理中の土地を相続する場合

・区画整理事業が対象地の土地がある

・仮換地の指定を受けている土地

・使用収益に制限がある土地

こんな方はお気軽にご相談ください

・短期間で複数の相続が発生している

・区画整理中の土地を相続する予定がある

・特殊な土地の評価について専門家の意見が必要

・千葉市、船橋市、八千代市を中心に千葉県にお住まい

無料相談実施中

「千葉あんしん相続相談センター(運営:税理士法人いわみ会計事務所)」では、相続税申告に関するご相談は初回無料で承っております。土日の相談も可能(事前予約が必要)ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

いわみ会計事務所

代表

岩見 文吾

保有資格
税理士・公認会計士・行政書士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
専門分野
相続・会計
経歴
いわみ会計事務所の代表を勤める。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。