Q&A 年末年始、家族や親戚が集まるときに整理しておきたい相続人と相続財産

Q. いざ私に相続がおきたときに家族が揉めないよう、年末年始に集まるときにあらかじめ相続について話し合いをしたいと思っています

A. 相続がおきる前の元気なうちに、『相続人の確定』『相続財産の内容』『誰にどのような引継ぎ方をしていきたいのか』『もしものときの相談先』などを整理して、家族に伝えておくことがポイントです

 

■相続財産を事前決定することの重要性

相続に関することは、本人が元気なうちに決めておいたほうがいいことも多いです

遺言書がない相続の場合などは、相続人全員で相続財産をどのように分けるかを話し合わなければならず、トラブルの元になったり、手間がかかったりします

 

推定相続人の確定においては、代襲相続が発生していないかを確認します

あわせて推定相続人の中に行方不明者はいないか、海外に行っている人はいないか、などもあわせて調べておきましょう

 

相続財産が未確定のまま相続が始まってしまうと、相続人が相続財産を調べなければなりません

最近では、通帳現物が発行されていない口座やネット銀行の口座など、相続人がその存在を知らない財産が相続手続から漏れてしまうこともおきています

パソコンの中にデータとして残された財産に関しては、そもそもパソコンのパスワードが不明の場合相続人が閲覧することができません

財産の調査で相続人の負担を増やさないためにも、あらかじめ相続財産を確認しておくことをおすすめします

 

■不動産がある場合の相続

不動産がある場合は、大まかな資産価値を把握しておきます

ネット上に有価証券など電子財産がある場合は、ログイン情報やパスワードなどを記録して、相続人がわかるようにしておきましょう

あわせて、相続税を試算し、どのようにして払うかについても考えます

 

相続人がするべきこと・相談先などをまとめて残しておくと、相続人が困らずにすみます

たとえば「家のことは○○に電話して」「葬儀は○○に頼んである」「相続税の相談は○○にしている」といった具合です

 

円満で円滑な相続を実現するためには、本人が家族や親戚に相続財産などについて説明し、情報を共有しておくことが大切でしょう

この記事を担当した税理士

いわみ会計事務所

代表

岩見 文吾

保有資格

公認会計士・税理士・行政書士・FP

専門分野

相続・会計

経歴

いわみ会計事務所の代表を勤める。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。


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