#127 年金の加入者が亡くなった場合、その年金は遺族が受け取る?

年金には、国民年金や厚生年金などの公的年金と、企業型DCなどの私的年金があります。その年金の加入者が亡くなったとき、相続人はその年金の受け取りを受け継ぐことができるのでしょうか?

公的年金には、20歳以上の人が加入する国民年金と、会社員や公務員が加入する厚生年金があります

近年では、企業型DC(企業型確定拠出年金)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などの私的年金への加入者も増えました

では、万が一加入者が亡くなったときには、加入者の配偶者や家族がこれらの年金を受けとることは
できるのでしょうか

公的年金の被保険者が亡くなったときは、一定の条件を満たす遺族に対して遺族年金(遺族基礎年
金・遺族厚生年金)が支給されます

私的年金の場合、遺族は一時金を受け取ることができますが、年金という形では受け取ることができません

 

遺族基礎年金は、加入者によって生計を維持されていた「子のいる配偶者」など一定の条件を満たす場合に受給でき、例として妻と子であれば年額78万900円の支給額に、子の人数によって金額が加算されます

遺族厚生年金は、子のいない遺族も受給でき、亡くなった人の老齢厚生年金受給額のおよそ4分の3が支給されます

どちらも年金手帳や加入者の戸籍謄本などの必要書類を年金事務所に提出します

 

企業型DCやiDeCoなどの私的年金の場合は、運営管理機関に対して手続を行います。企業型DCの場合は事業主に手続について確認しましょう

この記事を担当した税理士

いわみ会計事務所

代表

岩見 文吾

保有資格

公認会計士・税理士・行政書士・FP

専門分野

相続・会計

経歴

いわみ会計事務所の代表を勤める。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。


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