TOP #119 数字で見る相続 「9072件」

#119 数字で見る相続 「9072件」

2020年12月に国税庁が発表した『令和元事務年度における相続税の調査等の状況』によると、相続税の実
地調査(相続税の無申告や過少申告、あるいは悪質な不正が想定される等の理由で行われる税務調査)を受け
た事案は、1万635件、うち申告漏れ等の非違件数は9072件(全体の85.3%)でした

 

相続税の申告内容を意図的に隠ぺい・仮装していたことが発覚すると、『重加算税』が課されることがあります(同年度では非違件数のうち17.0%に課税)

重加算税は、ペナルティに対する加算税のなかでも最も税率が高く、無申告ともなると本来課される相続税の本税部分に対し、40.0%相当にもなるうえに、法定納期限を過ぎた日数分の延滞税もかかってきます

こうしたペナルティを受けないためにも、国民の義務として正しい申告を心掛けましょう

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この記事を書いた人

いわみ会計事務所

代表

岩見 文吾

保有資格
税理士・公認会計士・行政書士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
専門分野
相続・会計
経歴
いわみ会計事務所の代表を勤める。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。