TOP #131 相続財産の中で有価証券の占める割合14.8%

#131 相続財産の中で有価証券の占める割合14.8%

2021年12月に国税庁が発表した『令和2年分における相続税の申告事績の概要』によれば、2020年における有価証券の相続財産額は2兆5811億
円で、相続財産全体の14.8%を占めるという結果になりました

有価証券とは、株式や債券、投資信託の受益証券などを指します

同調査によれば、2009年の12%から徐々に増加傾向であり、iDeCoなどの私的年金制度を利用する人も増えていることから、この動きは加速することが予想されます

近年では、ネット証券などで有価証券を購入する人も増えています。それと同時に、相続人の相続財産に有価証券があることに気がつかないケースも問題視されるようになりました

有価証券を所有している人は、あらかじめ相続財産のリストに加えておくなどして、万が一のときに相続人が困らないように準備しておきましょう

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この記事を書いた人

いわみ会計事務所

代表

岩見 文吾

保有資格
税理士・公認会計士・行政書士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
専門分野
相続・会計
経歴
いわみ会計事務所の代表を勤める。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。