TOP #118 どうする? 老後の資産形成

#118 どうする? 老後の資産形成

老後の資産形成のために、金融商品を活用した資産運用を考える人が増えています

金融商品のなかにはワンコインなどの少額から始められるものなど、初心者でも実践しやすいものもあります。そこで今回は、基本的な金融商品である株式・債券、投資信託について簡単に触れてみたいと思います

 

株式とは、株式会社が発行する出資者たる地位を表象した有価証券のことです。投資家は一般的には証券会社に開いた口座を通じて株式市場に上場している会社の株式を売買します。株価が低いときに買い、株価が高くなったときに売却することで、売却益が得られます。また株式の保有中は、配当金を受け取ることができる銘柄もあります

債券は、株式と同じく有価証券の一つで、国や自治体、企業などが資金調達をしたいときに発行し、それを投資家が購入します。債券の保有期間中は定期的に元金に対して一定の割合で金利が支払われます。また債券には償還期限が設定されており、償還期限になると元金が払い戻されます

投資信託は、不特定多数の投資家から集めた資金をまとめて、資産運用の専門家が株式や債券など複数の金融商品に投資を行います。この仕組のことを『投資信託(ファンド)』といいます。株式や債券との違いは、投資家本人が銘柄を選んで売買を行わなくてよいこと、ファンドを通じて複数の債券や株式などを購入できる点です。基本的にファンドは『国内株式・外国株式・国内債券・外国債券』をメインに構成されており、これらの金融商品の比率を変えることで、ハイリターンやローリスクのファンドがデザインされています。リスク分散がしやすいため、投資の初心者でも比較的始めやすい金融商品といえます

信託報酬や販売手数料など諸経費も考慮しながら、自分に適した資産運用方法を選びましょう

Q&Aの最新記事

Q&Aの最新記事

この記事を書いた人

いわみ会計事務所

代表

岩見 文吾

保有資格
税理士・公認会計士・行政書士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
専門分野
相続・会計
経歴
いわみ会計事務所の代表を勤める。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。