TOP #128 土地の2割が所有者不明! 九州を超える面積に

#128 土地の2割が所有者不明! 九州を超える面積に

国土交通省による2016年の地籍調査によると、わが国の土地所有者の不明率は20.1%でした。

不明になっている理由のうち、相続による所有権移転の未登記は全体の66.7%(宅地60.6%、農地71.8%、林地69.7%)でした

相続が生じた際に登記が行われず、その後に次の相続が発生したりするなどして所有者不明となってしまう土地が多いのです

 

所有者不明の土地面積は推計でおよそ410万haほどの大きさといわれています

これは九州全体の面積(約368万ha)を超えています

この面積は、今後さらに広がると考えられます

相続登記をしないと、不動産を売却できなかったり権利関係が複雑になったりと

さまざまなデメリットがあります

2021年の法改正により、2024年を目途に相続登記を義務化することが決定しました

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この記事を書いた人

いわみ会計事務所

代表

岩見 文吾

保有資格
税理士・公認会計士・行政書士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
専門分野
相続・会計
経歴
いわみ会計事務所の代表を勤める。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。